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当院の治療方針

この度は当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。始めに当院の治療方針をご説明いたします。

当院の診療の基本方針は、『患者さん中心の医療』を行うことです。
そのためには、患者さんと医師を含む診療所スタッフ全員が、治療について率直に話し合える環境作りが何より大切だと考えています。
当院では、治療前に患者さんの要望や不安や心配事をキチンと伺うために、初診相談に1時間程度のお時間をいただいております。
また治療のゴールの設定に際しては、患者さんの主訴(治してほしいところ)の改善は当然のことながら、さらに矯正歯科治療による最大限の利益を得るため、以下の4項目の達成を考えています。

1. 機能

気持ちよく咬めるようにすること。
気持ちよく咬めるようにすること。

2. 健康

歯肉などの歯周組織も健康にすること。
歯肉などの歯周組織も健康にすること。

3. 安定

成人期以降の長期にわたってよい状態が保てるようにすること。
成人期以降の長期にわたってよい状態が保てるようにすること。

4. 審美

歯並びだけでなく顔の輪郭も美しくすること。
歯並びだけでなく顔の輪郭も美しくすること。

このうち始めの2項目、健全な機能と健康の獲得については、医療である矯正歯科治療の基本中の基本と言えますが、術後の長期安定性と顔の輪郭の美しさの獲得は、治療後の歯のポジショニングによって大きく左右されることから、当院では治療目標の設定に際して特に重きを置いている項目です。
また、治療方法、使用材料はいたずらに最新のものばかりを追うのではなく、安全性と治療効果の確立した、その時代時代の最も良質な医療を提供するように心がけています。
→矯正歯科治療のメリット

矯正歯科治療は、患者さんの協力無しには良い結果は出せません。

意外に思われるかもしれませんが、どんなに優れたテクニックや最新の治療装置を使ったとしても、矯正歯科治療は患者さん(と保護者の方)の協力無しには良い結果が出せません。
例えば、骨に植わっている歯を少しずつ動かして離れている上下の歯を緊密に咬む状態にするために、上下の歯をお互いに引っ張り合うように小さな輪ゴムを患者さん自身にかけていただかなければなりません。
また、顎の成長をコントロールするために帽子のような物(チンキャップ、ヘッドギア)を夜寝るときに使ってもらうこともあります。
どのような形であれ患者さんに協力していただきながら治療の成果をあげたいと考えています。

成人の方へ

矯正歯科治療には、一般に考えられているような年齢的な制約はありません。重度の歯周病が無ければ、還暦を迎えられるような方でも治療は十分可能です。
成人の方の治療に当たっては、特にインフォームドコンセントを徹底し、また場合によってはインフォームドチョイスの上で納得、安心して治療を受けていただけるよう心がけています。
「もう大人だから」と、治療をあきらめる必要はまったくありません。
当院ではむしろ成人の方に、いつまでも若々しくあるために矯正歯科治療をオススメしたいと思います。
歯並びや咬み合わせを改善することにより、より美しく、また機能的にも向上し、結果的に歯の寿命を延ばし、いつまでも若々しい豊かな表情をつくり上げることができると思います。

歯並びや口元のバランスでお悩みの方はいつでもお気軽にご相談ください。

インフォームドチョイス

問題点を列挙し、それに対する治療の選択肢を提示し治療を受けることを患者さん自身に選択、決定していただくこと。

保護者の方へ

当院では人生の大半を占める成人期以降の、長期にわたって安定する歯列の獲得を治療目標として重きをおいています。
そのためには、治療を終わらせるにあたって、少なくとも次のことを確認した上でなければなりません。

第二大臼歯までキチンと並んでいるか?

第二大臼歯(12歳臼歯)までキチンと並べて、咬むようにした上で治療を終わらせなければ、お口全体の機能を高めたことになりませんし、将来また歯並びが乱れることもあります。場合によっては第三大臼歯(親知らず)まで並べる必要があることもあります。

思春期の成長変化が終わっているか?

思春期の成長が終了していないと、その後の成長変化によって、せっかくきれいに治した歯並び、咬み合わせがまた変化する事があります。

以上のことから、お子様の治療に当たっては、何歳から治療を始めても16、7歳までは診療所の管理下に居ていただく必要があります。
治療は早く始めすぎて、いたずらに治療期間を長くしないように、また、治療を先延ばしにしすぎて、後の治療を困難にしてしまうことがないように、将来を見据えた効率の良い治療計画を立てなければなりません。 
当院では成長期のお子様に対しては、長期管理を前提に考え、そのなかで矯正装置をつけている治療期間を出来るだけ短くし、患者さんや保護者の方の負担を極力減らすよう心掛けています。
『管理は長く、治療は短く』まずは、小学校入学後のできるだけ早い時期に、一度見させていただきたいと思います。

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